枕か肉球か

 究極の選択です。
 貴方は猫を飼っている。気位が高くあまり相手してくれないが、つんとおすましした様すら愛らしい、キュートな子猫だ。
 貴方は今とても眠い。何時間寝てないとかは知らないが、とにかく眠い。もはや限界とばかりに布団に倒れこみ、枕の柔らかさに天上の幸福を感じつつ瞼を閉じた。
 まさにその瞬間に、かつてないほど飼い猫が甘えてきたら、さあ貴方はどうしますか?


 ん、私ですか? そうですねぇ、私ならそんならぶりーな子猫を飼ってるキサマをキリングします。
 羨ましくなんか、あるやい!